私は佐野洋子さんのファンで、おそらく出版されている佐野さんの本は8割くらい読んでいると思う。
その中で佐野さんが過去に鬱病と自律神経失調症に悩まされたことを知って驚いた。
佐野さんの症状は、
「心臓が引きちぎられる感じ、身体中あちこちがしびれる感じ、頭の中に針を千本束にして突き刺される感じ、
身体のあちこちが冷え切っている」
などというようなもので、精密検査をしても、どこも悪いところがない、と出るそうだ。
FACEBOOKで私が所属している、向精神薬を断薬する、という会の中で
同じ症状の人がいる。その人は大量に飲んでいた向精神薬を断薬してから
そのような状態になったそうだ。
精神の状態で体調が崩れる、ということは覚えておいた方がいいと思う。
何よりも自分の心を救うことが良く生きる、ということに繋がる。
何度も書くが、私の統合失調症も、上階の騒音によって引き起こされた
上階の騒音がなければ、統合失調症にならなかっただろう。
では統合失調症にならなかった方が良かったのか? と考えると
私の場合、そうでもなかった気がする、なぜなら
仲の良い肉親が死んだ場合、その心の痛みと不安は10年ほども続くことがあると
いう。私は統合失調症という病気のおかげで、母の死んだ痛みをしばしの間忘れる
ことができた。
こんなことを書けるのも、今私の病気が8割くらい収まっているせいではあるのだが。
(私は完全断薬をするつもりはなくて、減薬をしたいと思っている)