私は、ずっと自分のもらったお薬手帳を保管してあるのだが、
5年ほど前に最初の薬の種類がわからない。
なぜか? というと5年前にもらったお薬手帳のシールは感熱紙で
もう字がかすれてしまって読めない状態になっている。
こんなことなら、きちんと手書きで保管すれば良かった、と思うのだが
今や遅し、という感じである。
が、最初にもらった薬は確かエビリファイと、あと2種類だった。
「ああ、これを飲めば治るのね」
と、私は喜んで薬を飲んだ。
しかし、その薬の効き目を感じるよりも、副作用の方がきつかった。
統合失調症が判明してから、私はアルバイトを探していた。
ネットの中に
「ぼーっと暮らしていると症状が良くならない。少し働くか運動をしたほうが良い」
と、書いてあったからだ「それもそうね」と思った私は
4時間の事務バイトを決め、働き始めていた。
が、薬の副作用はすごかった。
まず、目の焦点が合わず、絶えず目に涙が溜まっている状態になった。
私は、この状態に耐えながら、無理やり目の焦点を合わせて
伝票を書いていた。
その他の症状としてはアカシジアが出た
アカシジア、というのは、主にじっとしていられなくて、足がムズムズし、動きまわってしまうものだ。
「エビリファイの副作用としては、足のムズムズ感、など軽いものだ」
と、書いてあるものがあるが、とんでもない。足がムズムズするアカシジアは、かなりつらい。
ちなみに、眼の焦点が合わなくなる、という副作用については
私は眼科医に行った。そして、視力を図ってもらうと
0.8だった視力が0.4まで下がっていた。
その2ヶ月ほど前にも(ドライアイの症状で)同じ眼科医に行っているのだが
「こんなに短期間で視力が落ちるなんて考えられない」
と眼科医に言われた。その時、メガネを勧められ、メガネの度数も測ってもらったのだが、結局メガネを作ることはなかった。。。。それで良かったと思う。
3ヶ月ほど耐えて薬を飲み続けたのだが(本に薬は続けないと効果がでない、と書いてあったので)とうとうバイトも続けられない状態になり、止めた。
そしてK医院で「この薬は副作用が強くて辛い」
と訴えたのだが、女性医師は
「これ以上弱い薬はありません」と言い放った。
私は諦めて、K医院に通うことを止め、薬も飲まなくなった。