統合失調症の患者さんが結婚し
出産に至る場合、一番心配なのは「薬」だろう。
赤ちゃんに影響が出るから薬を飲まない。
と、言い張る患者さんもいるだろうが
出産に、薬の影響が強く出るのは、妊娠4ヶ月くらいまでなので
その間、薬を減らす、という方法がある。
妊娠中、まったく薬を飲まないで過ごすのは、リスクが大きすぎる。
医者によく相談して欲しい。
だが、まだ、結婚も妊娠もしていないのに、
「将来赤ちゃんを産むために薬を飲みたくない」
と主張する患者さんもいるらしい。
これは患者さん自身が「自分は統合失調症ではない」
と思い込みたい場合が多いという。
周りの人は、とまどうだろうが、統合失調症治療には薬は欠かせない。
患者の意見に振り回されないように、冷静に医者と相談して欲しい。