世間では、統合失調症の人のことを「トーシツ」「基地外」
などと、差別することが多い。
確かに幻聴、幻視、独語、空笑、被害妄想など
この病気にかかっていない人から見れば、訳のわからない
気持ちの悪い症状に見えると思う。
だが、統合失調症は世界的に見ても、100人に一人はかかる
ある意味ではありふれた病気なのだ。
この間、WEBの掲示板で、統合失調症の娘を持つお母さんが
「統合失調症なんて病気が世間に知れたら、非常にみっともない。
下の娘の縁談にも差し支える。だから病院にも行かせない。」
と書いていてビックリした。更にこのお母さんは
「統合失調症の娘は、見合いさせて、早く結婚させ、夫となる人に
面倒をみてもらいたい」
と書いていて、再び驚いた。そんなだまし討ちのような結婚をさせても
離婚になってしまうかもしれない。その方が大変だろう。
統合失調症に対する偏見、差別は、少しずつ良くなっているとはいえ
まだまだ世間には多く溢れている。
私は、自分が統合失調症だと、友だちには公言してきた。
(さすがに隣近所や親戚の一部には言っていないが)
幸いなことに、私の友だちは、別に差別なく、私と付き合ってくれている。
ありがたいことだと思っている。
鬱病は心の風邪、とか言われて一般的になってきた。統合失調症にも何かいい
キャッチフレーズがないかなあ、と、ちょっと考えたりしている。