アメリカ TIME誌の「世界で影響力のある100人 2016」の一人に選ばれた
草間彌生さん。87歳の快挙である。
幼い頃から悩まされていた幻覚や幻聴から逃れるために、それらの幻覚・幻聴を絵にし始めた。1957年(昭和32年)に渡米すると絵画や立体作品の制作だけではなくハプニングと称される過激なパフォーマンスを実行し、1960年代には「前衛の女王」の異名をとった。
草間彌生のいくつかの作品は、水玉模様などの同一のモチーフの反復によって絵画の画面や彫刻の表面を覆うことが特徴の一つである。合わせ鏡を用いて光やオブジェを無限に広がるように見せるインスタレーションや、男根状のオブジェを日用品などに張り付ける立体作品も制作している。カボチャをモチーフにした作品もしばしば見られる。
また、ファッションデザインや小説執筆などの活動も行う。
ウィキペディア
ウィキペディアによると、草間さんは、幼い頃から統合失調症を発症していたようだ。
しかし、統合失調症の症状からくる、と言われる 特徴のあるドットを集めてつくり上げる芸術は、他の人には真似できないものだ。
最近思うのだが、統合失調症であっても、薬を飲むなどの治療を受けながら
十分な社会生活をおくっている患者さんはたくさんいる。
統合失調症を自分の持ち味として人生を生きる
という方向もあるのではないか?
勿論、幻聴や幻視に惑わされて、それどころではない患者さんは大勢いるのは
知っている。
だが、少しずつ、少しずつ歩んで行ったらどうだろう?
一足飛びに普通の生活を望むのではなく
今日は、朝、顔が洗えた。
今日は、近くのコンビニまで歩いて行けた。
そして、自分に合う薬を見つけていく
自分に合う薬を探しだすには、時間がかかることだと思うが
焦りは禁物だ。一歩ずつ、一歩ずつ進んでいこう。