一人暮らしで統合失調症、寛解したことを伝えるブログ!

家族に死に別れて、天涯孤独になり、統合失調症になったアラフィフの女性が、一人で生きていく道

統合失調症の治療 向精神薬の減薬 離脱について

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統合失調症を治療しているうちにどんどん薬が増えていくことがある。

 

統合失調症の治療薬、というのは効き目に個人差があって

たとえばハウス加賀谷さんにはエヴィリファイが劇的に効いたという。

 

だが、私はエビリィファイが劇的に効かなかった。

ただひたすら、副作用が出て、アカシジアや発汗、眼の焦点が合わないなど

かなり苦しい思いをした。

 

だから、 Aさんが効いた薬でも Bさんには効かない、ということは普通にある。私の場合は、あらゆる向精神薬で副作用が出て、ただひとつセロクエルだけが

大丈夫だった。

 

私の場合、高齢での発病だったため、薬の副作用が強く出てしまった。

若いほど、副作用が出にくいらしい(若いから副作用がない、ということではない)

 

今、私はセロクエルを75mm飲んでいるのだが同じ薬を200mm飲んだ時は

思い切り副作用が出た。

ネットの医者(名前は内緒)に相談したら

たかがセロクエルを200mmくらいで副作用がでるなんて

と言われてしまったのだが

私はたかが200mmのセロクエルでバッチリと副作用がでてしまったのである。

こればかりは個人差がある、としか言いようがない。

 

医者は患者に「調子が悪い」と言われると、薬の増減のみで事態を改善しようとするので(というか、他に方法がないのかもしれない)

調子が悪い、というと薬の種類や量を増やしてくる傾向がある。

 

だが、薬の量や種類が多くなりすぎると、病気そのものより

薬の副作用の方が辛い、という状態も出てくる。

 

医者にそのことを言って、素直に薬を減らしてくれればいいが

変にプライドの高い医者に当たると、薬を減らしてくれなかったりする。

そういう場合は医者を帰ることも考えた方がいいかもしれない

 

ネットや、本の情報でで減薬・断薬しようとする人

 

これをやると、非常に大変な思いをすることになる。

薬の離脱作用、というのが出てくるのだ。

 

私の場合、医者の管理下でセロクエルをいきなり半量にした。

(私が減らしたい、と言ったら、いきなり半量にされた)

その結果、ひどい離脱作用に襲われた。

 

どんな症状だったか? というと希死概念が強く出た。

マンションの屋上から飛び降りたくなるのである。

 

身体の震えも来た、不眠も来た。

だが、それらの症状は1ヶ月で消えた。

たぶんそれは、セロクエルが副作用の出にくい薬だったからだろうと思う。

 

だが、誰もが離脱作用が1ヶ月で終わる、とは限らない。

多種多量の向精神薬を減薬して

ベッドから起きられなくなる人もいるし

意識が飛んでしまう人もいる。

 

佐野洋子さんは、鬱の時、心臓を剣山で絶えず突き刺されるような痛みに襲われた

と、書いておられるが、

まさに、向精神薬減薬中の人がそのような症状に襲われることは多々ある。

 

ある人は、減薬(断薬)の離脱作用がなくなるまで8年かかった

と言っている。

 

もしも、減薬(断薬)を考えている方がいたら

それはとても慎重にやらなければならないことだ、と覚悟して欲しい。

一気断薬などをすると地獄を見るかもしれない。

 

ネットには減薬(断薬)の情報が溢れているけれど

すべて個人差がある。

もし減薬などを考えているなら、医者と相談しながら、ほんの少しずつ進めて欲しい。

 

 

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