一人暮らしで統合失調症、寛解したことを伝えるブログ!

家族に死に別れて、天涯孤独になり、統合失調症になったアラフィフの女性が、一人で生きていく道

風俗と覚醒剤と統合失調症の関係

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かなり驚く話しを聞いたのは数日前だ。

私の知人とランチをすることになっていた。

知人は「知り合いを連れて行ってもいい?」

私は「いいよ」と答えた。

 

当日、ランチを約束したのは、ちょっと洒落たレストランで

そこに知人はA子さんを連れて来た。

「あなたが統合失調症を寛解した、話をしたら

 A子さんが、是非会いたいって」

 

A子さんは40代始めに見える美人だった。

左手首にサポーターをしていたので、私は「もしかして?」と思ったが

黙っていた。

私たちは、たわいもない話しをしながら、ランチを食べた。

そのうちA子さんがポツリ、ポツリ と話しだした。

 

「若い時、初めてできた彼氏に優しくされて

 いろいろ言いくるめられて覚せい剤をやったの。

 そして、ソープをやらされて、覚せい剤漬けにされて

死にそうになって逃げたの」

 

あまりのことにビックリしたが、余計なことは言えない。

「そうなの」

と私は相槌を打った。

 

「それから統合失調症を発病して、自殺未遂をして

 病院に入院したの」

 「あれから20年も経つのに、まだ治らない。幻聴が聞こえ

 幻視が見え、発作的にリストカットしちゃうの。

いつも死にたい、この病気、いつになったら治るんだろう?」

そう言って、A子さんは泣いていた。

 

「辛いよねえ」

と、私は言った。「本当に辛いねえ」

 

幸い、A子さんの親御さんは、子供を心配する良い親だった。

いつもA子さんを気遣ってくれると言う。

私は自分が統合失調症にかかり、寛解した過程を話した。

A子さんは頷きながら聞いていた。

 

A子さんは長い間治療をしている、という。

薬もいろいろ試した。カウンセラーにもかかった。

けれども治らない。

 

やはり、経験した覚せい剤で殺されかけた経験が

抜け切れないのだろう、と思った。

 

当然のように働くことはできない。

どんなにか切ないだろう。と思って私も少しもらい泣きした。

 

覚せい剤、売春、そんなことが私の身近で怒るとは思わなかった。

けれども、私の知らないところで、そんな話しはたくさんあるんだろう。

 

人にはそれぞれ事情がある。

それをいたずらに責めることはできない。

でも、できるなら、危ないところに近付かないで頂きたい。

ことに若いお嬢さん、覚せい剤やろう、とか

タトゥ入れろ、とか、ピアスの穴をたくさんあけろ

と、いうようなことを言う男は危険だから

今、そういう男と付き合っていたら迷わず逃げて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

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