一人暮らしで統合失調症、寛解したことを伝えるブログ!

家族に死に別れて、天涯孤独になり、統合失調症になったアラフィフの女性が、一人で生きていく道

長期間の引きこもり(15年間)男性が 統合失調症と判明して外に出られるようになるまで

f:id:yume-oi:20161105220533j:plain

 

私の通院しているメンタルクリニックでは

デイケアをやっている。私は、ヨガと陶芸の教室(デイケア)

に通っている。

 

幸運なことに私の通っているメンタルクリニックは

積極的にデイケアサービスを取り入れていうて

料理、手芸、陶芸、太極拳、ヨガ、認知療法 などをやってくれている。

 

患者同士で和気あいあいとデイケアで世間話をしたりしている。

 

陰性症状だけしか出ない統合失調症がある。

 

そんな世間話の中で、こんな話を聞いた。

 

ある男性が、18歳の時から、全く部屋を出られなくなり

じっと部屋にこもっていたそうである。

もちろん、部屋のカーテンは閉めっぱなし

髭も髪も伸び放題、という状態である。

 

家族が手助けしようとしても全く聞き入れず

ひたすら暗い部屋で縮こまって日々を送っていたという。

その期間、何と15年間!

 

とにかく心が暗くなり、何もする気がしなかった、ということだ。

 

ある日、その男性の親戚の人(精神治療関係の人)が

見かねて、無理やり精神科医へ引っ張っていったそうである。

 

その結果、その男性は統合失調症、と判明して

投薬治療が始まり、今では何とかデイケアに来られるようになったという。

 

その男性は珍しいことに陰性症状だけが出る統合失調症だったそうで

幻覚だの、幻聴だのの症状がまったくなく

統合失調症、ということに気が付かなかった、ということだ。

 

世の中には陰性症状だけ出る統合失調症がある

と、聞いて私は驚いた。

 

普通の統合失調症は、まず、幻覚だの幻聴だのの陽性症状がある程度続き

それから陰性症状に移り、また陽性症状に、というように

症状になみがあるものだ。

 

だが、陰性症状だけの統合失調症、というのが存在するのだから

今、引きこもりで暮らしている方々の何%かは、統合失調症のかもしれない。

 

ご家族の方で、長期間の引きこもりのお子様をお持ちだったら

一度統合失調症を疑ってみてもいいかもしれない。

 

 

このエントリーをはてなブックマークに追加