統合失調症で、患者が暴れる場合は2種類に別れる。
1つ目は、家族に暴力を振るうが、外ではおとなしい
家族だけに暴力を振るうのは、
「家族に理解して欲しい、分かって欲しい」
と思う時で、これは甘えに近いです。
この場合、患者の真正面にいて、まっすぐ患者を見据えるようなことをすると
患者は圧迫感を感じて殴りかかってきたりします。
患者の横に位置をとり、低い声でゆっくりと話しかけます。
2つ目は、外に出て他人に暴力を振るう場合です。
この場合は、患者さんに妄想があります。
他人から危害を加えられる、と思い込んでしまうのです。
そこで、やられる前にやってやる。
ということで、他人にいきなり暴力をふるいます。
こういう時は迷わず警察を呼んで下さい。
いずれにしろ、患者さんが暴力を振るう時は、治療がうまく言っていない時です。
もう一度、きちんと治療に向き合う姿勢を取り戻しましょう。