統合失調症の説明を書いた本には、
「薬は自己判断で減らしたりしてはいけない」
という表記がある。
これは本当にそうなのだが、向精神薬の副作用を経験した人でないと理解できないことがある。
薬の副作用は本当につらいのである。
私が最初にもらった薬はエビィリファイだったのだが
この副作用がひどかった。
統合失調症の解説書には
「薬の効き目が出るのは2週間位掛かるので、そのくらいは飲み続けるように」
と書いてあるので、私は一生懸命続けて飲んだ。
結局1ヶ月位は飲み続けたと思う。
一番ひどい症状はアカシジア
とにかくじっと座っていられないのだ。絶えず動き回りたくなる。
私はじっとしているために、昼間は図書館に行ってビデオを見ていた。
午後3時からは郵便局の事務バイトを4時間位していた。
だが、アカシジアの他に目のかすみ、やたらに涙が出る
というような副作用が出て、1ヶ月ほどで薬を飲むのを止めることにした。
とにかく統合失調症の症状より薬の副作用の方が辛いのである。
医者に「副作用が辛いので薬を変えて下さい」
と、行ったら、医者が「コレ以上弱い薬はありません」
と言うので、その医者に通うことを止めた。
そして、2ヶ月位、医者に通うのを止めたが
統合失調症の症状(私の場合、独語、幻聴、恐怖感)
もかなり辛いので、医者を替えることにした。
ネットで調べて行き始めた医者で
薬を変えてもらい、やっと楽になった。
このような経験から、向精神薬の副作用がつらすぎる場合は
医者に相談して、薬をいろいろ変えてみることをおすすめする。