統合失調症患者さんの平均寿命と死亡原因:疾患とMetS(疾患脆弱性)|Next Challenge
統合失調の発病は100人に1人、と言われています。
日本の人口を約1億、と考えれば日本国内の統合失調症の患者さんは
約100万人になります。
そのうち10%の方が自殺、ということですと、統合失調症の患者さんの
自殺者は10万人になります。この場合、自殺行為、ということで
自殺を試みたが死ねなかった(自殺未遂)も含まれます。
統合失調症の患者さんの自殺は、どんな時に行われるか?
というと、陽性症状である、幻想幻視が盛んな時、
というのがすぐに頭に浮かびますが、
陰性症状で、心が落ち込んでいる時にも行われることがあります。
それと同時に、自殺をほのめかすサインというのも
周囲ではなかなか気づきにくい面もあります。
なかなか難しい問題です。
卯月妙子sんの場合は、陽性症状で心も軽く
「今なら空も飛べる」と思って歩道橋から飛び降りた
ということですので、(自殺未遂だった)
統合失調症患者さんの、自殺時期は、一概に推し量れないものがあります。