統合失調症がよくなり始めると、最初に考えるのは
「薬を止めたい」といいうことだと思う。
症状が良くなっているのだから、もう薬はいらないのでは?
と、いうのは私も思った。
それで、少しずつ減らしてみた。
だが、ある程度減らすと、やはり統合失調症の症状がぶり返してきた。
私の場合、独語が始まった。恐怖心も出てきた。
今、私の飲んでいる向精神薬は、一番ひどい症状が出ていたときの
三分の一の量である。
具体的に言えば、セロクエル60mmg と ワイパックス 0.5mmg
程度である。
私は最盛期は セロクエルを200mmg 飲んでいた。
それを2年位続けて、副作用(手足のけいれん、口のけいれん)が出てきたのだが
それを機に、少しずつ薬を減らし、現在の量に落ち着いている。
薬を飲まずに済ませたい、という気持ちは今でもあるけれど
考え方を変えれば、これだけの薬を飲んでいれば、平常に暮らせるのである。
おまけに自立支援の認定を受けているので、薬代も1割負担ですんでいる
(せこくてすみません ^^; )
統合失調症の治療の目的は、薬を無くすことではなく、できるだけ
普通の生活をおくれるようになることなのだ。
それを考えれば、少しの薬を飲み続けることくらいは何ともない。
症状にあった薬なら、一生飲み続ける、という覚悟で治療に当たろう。