一人暮らしで統合失調症、寛解したことを伝えるブログ!

家族に死に別れて、天涯孤独になり、統合失調症になったアラフィフの女性が、一人で生きていく道

遠くの親戚より、近くの他人。統合失調症を助けてくれた近所のおばあさん

何度も書くようですが、私には家族、兄弟がなく、天涯孤独です。
 
天涯孤独、というのは言葉で言えばカッコいいようにも思えますが
 
実際は本当に大変です。
 
 
まず、助けてくれる人がいません。
 
アパートを借りようとしても、保証人がないわけです。
 
入院したとしても、保証人欄に書く名前がありません。
 
今のところ入院する予定もありませんが
 
将来はどうなるかわかりません。
 
一生入院しないで済む、というわけにもいかないでしょう。
 
 
実際に、私のマンションの上階が騒音を立てても
 
夫がいれば、夫が言いに行ってくれるでしょう。
 
でも、私には守ってくれる人がいません。
 
自分で自分を守るしか方法がないんです。
 
これはいいかげんきついことです。
 
 
で、私は上階の立てる騒音で統合失調症になりました。
 
日々、自分の部屋にいるのが怖いのです。
 
上から音が降ってくる、というのが大変辛いことでした。
 
 
そんな時、下の階に住んでいるおばあさんが、私を助けてくれました。
 
毎晩、私を自宅に呼んでくれたのです。
 
私は毎晩、毎晩、おばさんの家でテレビを見ておしゃべりをしていました。
 
 
おばあさんの家には犬がいて、その犬は大変私になついていました。
 
毎晩毎晩、おばあさんの家で犬と遊んでいました。
 
時には夜11時までおばあさんの家にいました。
 
 
その頃が一番辛かったです。
 
おばあさんがいてくれなければ、どうなっていたかわかりません。
 
 
助けというのは、思いがけないところから来ます。
 
それは、友達とか親戚とかではなく、近所のおばあさんだったんです。
 
 
それは、6年くらい前のことですが、
 
思い出すと、涙が出て来ます。
 
その頃、おばあさんは一人暮らしでした。だから私を呼んでくれた、と思います。
 
今、おばあさんは息子さんと一緒に暮らし始めました。
 
今なら、おばあさんは私を呼んでくれないでしょう。
 
物事にはタイミング、というものもあるなあ、と思います。
 
 
 
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