一人暮らしで統合失調症、寛解したことを伝えるブログ!

家族に死に別れて、天涯孤独になり、統合失調症になったアラフィフの女性が、一人で生きていく道

私に現れた統合失調症の症状

私に現れた統合失調症の症状は、最初は強い不安感だった。

とにかく怖くて怖くて仕方がない。

 

なぜ不安感が出てきたか? というと

マンション上階の騒音だった。

 

住んでから20年近く静かだった私の住んでいるマンションだったが

上階にある夫婦が越してきてから騒音の館になった。

 

子供のいる夫婦ではない。50代の夫婦とその娘である。

この夫婦がウルサイ、ウルサイ。

 

この夫婦、マンションで音が響く、という認識がなかったらしい。

ふすま、網戸、ドア、全部音を立てて閉める。ついでに足音がひどい。

 

「静かにして下さい」と言いに行ったが、一向に静かにならず

業を煮やした私は、上階から音がするたびに棒で天井を突くようになる。

 

その天井を突く、という行為が悪いことだ、という意識が自分にあるので

その良心と、音に対する怒りで恐怖感を持つようになった。

 

その恐怖心が尋常ではないので、同じマンションに住む知人に勧められるまま

某手かざし系宗教に入信してしまった。

 

で、その手かざしを続けて受けるうちに、何かでスイッチが入ったように

頭の中に幻聴が聞こえるようになってしまった。

 

頭の中に聞こえる声は

「ロウソクの火が消えた」「うるしばらがいない」

というのが一番多かった。

 

酷い時は、平安時代の女と思われる声が和歌のようなものを読み続ける。

延々と30分聞こえたこともある。

 

男の声で

「雪の中で死んでいるお前を見ていた」というのもあった。

 

しゃべる声は男が3種類、女が1種類だった。

その時点で私は絶対に自分に霊が憑いた、と思った。

 

某手かざし系宗教に邁進すれば、霊が落ちるか、と思って

宗教に励んだが、症状は重くなるばかりだった。

 

私に現れた統合失調症の症状は、まずはじめに強い恐怖心

次に幻聴だった。某宗教に入らなければ、幻聴は聞こえなかったかもしれない。

 

ただ、私に出た症状は、幻聴と恐怖心だけだったので

他の暮らしは普通にできた。人付き合いとか、金の計算とか。

 

某宗教を止めた今では、あの宗教の正体は一体何だったのか?

と思うばかりである。

 

 

 

 

 

 

 

 

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