幻聴がひどい、幻視が見える、という統合失調症の
急性期は、周りにも自分にもわかりやしのですが
統合失調症、陰性症状の時期は周りにも、自分にもわかりにくいです。
急性期の精神の高揚で、身体が疲れて意欲の減退が起きて
陰性症状に陥る、とも言われていますが
とにかく、何もやる気が起きない、心が沈む
ごろごろと一日中寝てしまう。
という症状は、ある意味、急性期の幻聴幻視、被害妄想などの
感情がぐるぐると渦巻く時期より辛いかもしれません。
陰性症状が出て、感情が沈み込む時期は、辛くて焦りも出るでしょうが
必ず終わりがあります。
焦らずに、陰性症状時期が通りすぎるのを待ちましょう。
何か陰性症状に効く薬、などと考えがいくでしょうが
特別に陰性症状だけに効く薬、というのはありません。
今まで飲んでいた薬の量を変えてみる、とか
多少、他の薬を足してみる。ということが有効かもしれません。
医者に相談して、薬の調整もしてみてください。
エビリファイが陰性症状に効く、という情報もありますが
エビリファイが特別に陰性症状に効く、という根拠はないようです。
辛い時期だとは思いますが、ゆっくり休みながら
自分のできることを、少しずつやってみてください。
少し散歩をしてみる、とか好きなビデオを見てみる、とか
デイケアに言ってみる、などです。
デイケアは行ってみて、気分が悪くなれば、途中で帰っても
大丈夫です。
不安と、感情の落ち込みでつらい時期ですが
必ず、良くなる時が来ます。
焦らずに過ごしましょう。