一人暮らしで統合失調症、寛解したことを伝えるブログ!

家族に死に別れて、天涯孤独になり、統合失調症になったアラフィフの女性が、一人で生きていく道

統合失調症 幻視はなかったが 幻聴と独語はあった私。

ハウス加賀谷n「統合失調症がやってきた」という本の中に

統合失調症の幻視というもののことが書いてある。

 

ハウス加賀谷は、住んでいるマンションの向かい側のマンションの壁に

大きな人の姿を見たという。

 

その人というのは相方である松本キックの姿なのだが。

 

その他、廊下がくねくねと動いているようにも見えたらしい。

 

私には幸いにして(?)幻視、というものはなかった。

 

だが、幻聴はけっこうな勢いであった。

 

聞こえるのは「ロウソクの火が消えた」

 

「雪の中で死んでいくお前を見ていた」

 

「古新聞古雑誌」

 

一番多かった幻聴は

 

「うるしばらがいない」

 

だった。「うるしばら」というのは何のことだか

 

または誰のことなのか、全然わからない。

 

だが、一日に何十回も「うるしばらがいない」

 

という言葉が聞こえた。

 

薬を飲みだして、幻聴は消えた。

 

だが、その代わりに「独語」というのが増えた。

 

独語、というのは自分で無意識にしゃべってしまうのだ。

 

自分は全く意識していない。だが勝手に自分の口がしゃべる。

 

突然「うるしばらがいない」などと無視式のうちに口走っているのだ。

 

幸いなことに、これは他人と一緒にいると出ない。

 

友達と遊びに行ったりしているときは出ないのだ。

 

たとえば、近所のスーパーに一人で買い物に行く途中、などに出る。

 

その歩いている途中で独語は出るのだ。

 

私の場合、独語も幻聴も、それほど辛くはなかった。

 

これは病気で勝手に脳が誤作動している

 

と、思えたからだ。独語も幻聴も完全にスルーすることができた。

 

だが、一番つらかったのは、不安感である。

 

わけもなく背中がぞくぞくとして不安感が出る。

 

私はそんな時、ワイパックスを1.5錠飲んで凌いだ。

 

夜、一人で近所を散歩したこともある。

 

今も不安感は残っているが、前に比べてかなり楽になっている。

 

 

 

 

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