一人暮らしで統合失調症、寛解したことを伝えるブログ!

家族に死に別れて、天涯孤独になり、統合失調症になったアラフィフの女性が、一人で生きていく道

統合失調症 幻聴の原因になった 宗教のこと

私の統合失調症の原因は、明らかにマンション上階から聞こえてくるようになった「騒音」だ。

 

自分の頭の上から騒音が聞こえてくる、というのは嫌な気分だ。

いや、それがたまに、どうということはない。

 

それが絶えず、ということになると、話は違ってくる。

いつ上から音が聞こえてくるか、といつもビクビクしてしまうのだ。

 

勿論、上階の騒音については手を尽くした。

自治会に相談する、とか直接言いにいく、とか。

 

だが、私が手を尽くしても全く問題は解決しなかった。

そこで私は音がするたびに、天井を棒で突く、という行動を取るようになる。

 

私は天井を棒で突く、という行動を取り始めたが

それがいいことだとは思っていなかった。

 

その良心の呵責、が恐怖感に繋がっていく

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私はいつも恐怖感を背中に貼り付けて生きているようになった。

 

そして私は宗教への道にはいってしまった。

 

もともと友達にすすめられていた宗教だったが

藁にもすがる思いで入信してしまった。

 

それは手かざし、ということを売り物にしている宗教だったが

手かざしを受けることで、病気が治るという。

 

私は、時間に余裕があったせいもあり、毎日宗教施設へ行き

手かざしを受けていた。

 

ある日、頭の中に幻聴が聞こえた。

「私はあなたの守り神です」

 

この声を聞いた私は、宗教に入り込む

毎日手かざしを受けた。

 

そして、幻聴はいろいろな会話になっていった。

「青い色が欲しい」「ロウソクの火が消えた」

そんな声が頭の中に聞こえる。

 

幻聴を消すために手かざしを受ける。

すると幻聴がひどくなる。という悪循環だった。

 

そして、私は宗教を止める。

当然だが、幻聴は残ったままだった。

ついでに独語も始まった。

 

私の心は波間に漂う樹の葉のように、ゆらゆらと心細く揺れたが

耐えてた。耐えるしか方法がなかったから。

 

一人だったので、誰にもかばってもらえない。

私は、私の心を自分で抱えたまま、ただ耐えていた。

 

死にたいとは思わなかった。ただ、一日一日がすぎるのを耐えていた。

 

 

 

 

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