一人暮らしで統合失調症、寛解したことを伝えるブログ!

家族に死に別れて、天涯孤独になり、統合失調症になったアラフィフの女性が、一人で生きていく道

統合失調症 家族の無理解と自殺未遂 その1

私は週に一度、心療内科のディケアに通っているのだが、
ディケアに来ている方たちは、皆明るくて、一見、どこも悪いところがないように見える。

いつもデイケアに通っていると、少しずつ友達のようなものも増えてきて

世間話や病状を話し合ったリするようになる。

 

中でも背が高く、スタイルのいい光子さん(仮名)と幸子さん(仮名)

と仲良くなって、デイケアの後、お茶を呑んだりもするようになった。

 

そして話を聞いていると

 

二人共、自殺未遂の経験があった。

 

どういう形の自殺未遂をしたか? というと

光子さんは

 

オーバードーズとか言うのだろうか
抗精神病薬を大量に飲んだらしい。

 

向精神薬を大量に飲むためには、同時に何軒もの精神科医にかかって

それぞれの医者から精神薬をもらって貯めておき、それを一度に飲むのだ。


光子さんは貯めておいた薬をまとめて飲んで、意識が無くなり、気がついたら、病院のベッドの上に手足を拘束されて寝ていたそうである。

手足を縛るのは、薬が切れて苦しさに暴れてしまう。または続けて自殺を図ってしまう、ということがあるからだ。


で、彼女は助かり
自殺するより、助かった後の時間の方が何倍も苦しい、もう二度とやらない
そうである。

彼女の生活を聞いてみると、幼い頃からの父親のDV、兄弟からの暴力などで
ひどい鬱病になった、といっていた。

 

DVの父親は高齢になって、ボケが始まり、何度も警察沙汰になって
介護施設に引きとられたそうである。

今現在、彼女は父親の残した家に一人で住んでいる。

兄弟はいるが、幼い時から仲が悪く、全然付き合っていないという。


今、一人で住んでいるが、彼女が自殺未遂をしたことが、有名になっていて近所からの干渉がひどく、生きにくいと言っていた。

 

彼女は今、引っ越したいがお金がなくて引っ越せない状態だそうだ。

彼女にかかわらず、心療内科で治療を受けている人
例えば、うつ病、とか統合失調症とか、その他とか
原因はほぼ100%家庭にある。

端的に言えば、親の過交渉全くの無関心、暴力、どれかである。

過交渉の例としては、勉強のさせずぎ、習い事のさせすぎ、親の道徳感の押し付けがあり

 

無関心の例としては、子供がどんなに頑張っても、親が関心を示さない、ほとんど放任という状態がある。

 

一番悪いのは親の暴力で、親の機嫌で子供を殴ったり蹴ったり、ご飯をたべさせなかったりすることだ。

人間の心というのは強いようで、結構弱く、長期間の精神不安定は
体の不調を呼ぶ。

自殺未遂の彼女も、まだ40代であるのに背中が痛い、腰が痛い、喉が痛い、目が眩しくて部屋の中でもサングラス必須だ、などと言っていた。

 

でも、もう決して死のうとはしないし、頑張って行きて行く、と言っていた。

 








 

このエントリーをはてなブックマークに追加