手かざしの宗教に入っていた時、私の統合失調症は
良くなるどころが悪くなりました。
言ってしまえば、私の統合失調症は宗教によって発病した、とも言えるのです。
最初の症状は、恐怖感だけでした。ことに夜、酷い恐怖感で
泣いていました。
または夜になると、真っ暗な田舎道をぐるぐると歩いていました。
夜の田舎道は危険です。
どこに変な人がいるかわかりません。
若い女の子でなくても、おばさんでも、田舎の暗い道は危険なのです。
どこに「だれでもいいから殺したい」
などと思っている人が潜んでいるかもしれません。
そんなことは理解していましたが
それよりも心の不安の方が辛くて、私は夜の真っ暗な道を歩いていました。
家に篭っていると不安感が増すのです。
その不安感を消すために私は宗教に入ったのです。
でも、宗教で、症状は悪くなりました。
それまで恐怖感だけだった症状に、幻聴と独語が入りこんだのです。
「宗教にさえ入らなければ幻聴は聞こえなかったのに」
私は今でもそう思っていますが、
幻聴が聞こえる、があったから、統合失調症と気付いたのであって
恐怖感だけでは統合失調症と気づかなかったでしょう。
何かの本で読んだのですが(本の題名は失念)
統合失調症の患者の10%くらいは宗教がらみ、という調査があるそうです。
アメリカでは統合失調症と宗教の関係を研究している期間もあるそうです。
と、いうことは、手かざしの宗教だけではなく、キリスト教とか
イスラム教からみで、統合失調症はでているのかなあ、とおもいました。: