一人暮らしで統合失調症、寛解したことを伝えるブログ!

家族に死に別れて、天涯孤独になり、統合失調症になったアラフィフの女性が、一人で生きていく道

統合失調症 病識を持つ、ということの重要性 自分は病気ではない、正常だ、と思ってしまう患者

統合失調症になって、一番困るのは患者さんに病識がない。

ということです。

 

私の場合、たまたま、自分が統合失調症だ、ということをすぐに認められました。

自分の調子の悪い状態が統合失調症だ、とわかって嬉しかったくらいです。

 

何度も書くようですうが、病名がわかれば、治療ができます

でも、病名がわからなければ、病気は永遠に治らないのです。

 

私の友人も、自分が病気だと絶対に認めません。

30代で発病し、家族が病院に連れて行こうとすると

 

大暴れして、車に乗らなかったそうです。

大人4人掛かりだったのに女性一人を車に乗せられないのです。

 

必死になると、人間は思いがけない力を出します。

家族も病院に連れて行くことができず、

とうとう友人はずっと病院に行きませんでした。

 

友人に薬を飲ませようと口の中に薬を押し込んでもダメでした。

薬を吐き出してしまうのです。

 

私が一度友人に「何で薬を飲まないの?」と聞いたら

「基地外の薬を飲むと、自分も基地外の仲間になってしまうから」

 

と、答えました。

友人の中では自分は正常だ、薬はいらない。という気持ちがあったのでしょう

 

薬を飲まなかった友人は50代の今でも、架空の相手と話しています。

勿論、家事は一切できません。

 

今はご主人が退職して家事をしていらっしゃいますが

ご主人が働いていた時期は、3食、コンビニ弁当だったそうです。

 

友人のように、統合失調症でも、医者に行かない

 

という患者さんは数多くいます。

ご家族の方がこまってしまうのは、そういうところです。

 

どうしても患者さんが医者に行かない場合は、

家族の方が医者に出向いて相談する、という方法があります。

 

間接的に薬も出してもらえます。本人に気づかないように

水薬を味噌汁などに入れて飲ませる。という方法もあります。

 

患者さんに病識がなく、どうしても医者に行くのを嫌がる場合は

ご家族の方が病院に行って、相談してみてください。

 

 

 

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