あまり知られていないが、統合失調症には
水中毒、という症状がある。
患者はとにかくたくさん水を飲む。
家族としては、コーヒーやコーラ、甘い飲み物でなく
患者が普通の水を飲んでも心配しないものだが
が、水も飲み過ぎると害になる。
勿論、患者は水分を多く摂る、という意味で、普通の水以外にもペットボトルの甘い飲料を多量に摂る、ということもある。
水中毒(みずちゅうどく、water intoxication)とは、過剰の水分摂取によって生じる中毒症状であり、具体的には低ナトリウム血症やけいれんを生じ、重症では死に至りうる。
人間の腎臓が持つ最大の利尿速度は毎分16mlであるため、これを超える速度で水分を摂取すると体内の水分過剰で細胞が膨化し、低ナトリウム血症を引き起こす水中毒に陥る。
ウィキペアより
統合失調症では、向精神剤の副作用で水が多量に欲しくなる、と思われていることが多いが、
統合失調症自体に水を欲しがる症状がある。向精神薬の影響としては口が乾く程度である。
実際に、統合失調症の患者が水の飲み過ぎで死亡した例もあるので
患者が異常に水分を摂取する場合、ご家族の方が気をつけて上げて下さい。
治療法としては、入院させて、水の摂取を控えさせる、などの方法があるので、このような症状が認められる場合は、医者に相談して下さい。