ここのところ、同じメンタルクリニックに通っている数人の知人から
薬を減らして症状が良くなった、という話を聞いた。
基本的に精神医療の治療法として、医者は薬の増減で
症状を変化させようとすることが多い。
症状を話すと、ひとりでに薬が増えている、ということがある。
私の場合、セロクエル25mmから、225mmまで増えた。
勿論、一度にではない。3年くらいのうちにである。
「不安感が強い」と医者に言ったら
「薬を増やせば楽になるよ」と言われ
セロクエルの量を増やされた。
私は本能的に、セロクエルを200mmで抑えていた。
だが、200mmのセロクエルを1年ほど続けたところ
向精神薬過量のための手足が震える、口が動く、という副作用が出るようになった。
医者に頼んで、薬を減らしてもらった。
その結果、セロクエル75mmで私の症状は落ち着いた。
勿論、ここまで薬を減らすと、離脱症状も出てきたが
1ヶ月ほどで治まった。
私の場合、ほとんど単剤処方だったし
セロクエル、という薬が、(医者に言わせると)弱い薬だったので
1ヶ月で離脱が治まったが、
他の薬を多量多種、飲んでいて減薬するには離脱症状も強いかと思われる。
まだ、夜になると、不安感が出てくるが
ほとんど寛解状態である。
だが、寛解状態、だと言っても薬を全部なくすと、問題が出てくるとは思う。
向精神薬を多量、多種、飲んでる方は
医者と相談して、ほんの少しずつ、減薬してみてはどうだろう。
そこに寛解への道があるかもしれない。
ただ、勝手に薬を減らさず、必ず医者に相談して欲しい。
私も経験したが、薬の離脱症状はかなりキツイものだから。