一人暮らしで統合失調症、寛解したことを伝えるブログ!

家族に死に別れて、天涯孤独になり、統合失調症になったアラフィフの女性が、一人で生きていく道

統合失調症 治り始めた原因、医者には私の経験は必要ないのかな?

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私は統合失調症の治療で医者に行くとき

できるだけ自分の経験を話すことにしている。

と、いうのは僭越ながら、自分の経験が誰かの役に立つのではないか?

と思うからである。

 

だから積極的に、症状とか考えていること、を医者に話してきた。

だが、最近、医者は私の体験など興味がないように思えてきた。

私が話す、と言っても3分位だ。

 

「先生、幻聴、幻覚、独語なくなりました。薬の副作用もないです」

「ほおお、よかったですね」

 

コレ以上の情報は必要ないみたいだ。

だからもう、それ以上の会話はしないことにした。

 

私が直接良くなってきた直接のきっかけはこんなことだ

 

私の症状として辛いのは、幻覚でも幻聴でもなく(もとより幻覚はなかった)

恐怖心だった。背中にべったりと貼り付いたような恐怖感

それが一番つらかった。

 

だが、ある夜、寝ながら思ったのである。

「怖いと思うから怖いのではないか?」と

 

それが、私にとってのターニングポイントだった。

「じゃあ、ほんの少しだけ、怖いと思うのを止めてみよう」

と考えたのだ。

 

一瞬、怖い思いを中止してみようと思ったら、それができた。

じゃあ、もう少し怖くないを続けてみようか?

 

それが今まで続いている。

正直に言うと、まだ恐怖心はある。ことに夜がひどい。

だが、前に比べるとかなり楽だ。

 

統合失調症の症状を軽くするには自分の思いを少し買えてみる。

 

そんなことを言ってみても、急性期の重い統合失調症には

無理なことかと思う。何しろ、いろんな考えがぐるぐると

自分の心を満たしてしまうから。

 

でも、もし、比較的正気になる時間があったら、自分の心に

言ってみて欲しい、「10秒だけでも平静でいてみようと。

 

10秒が1分になり、一日続く。

それが私の経験したことである。

 

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