2年前の5月、私は向精神薬を減薬して、離脱作用で苦しんでいました。
セロクエルを200mm、2年ほど飲み続け、副作用が出たのです。
4月の末に急にアゴがガクガクと痙攣しました。
そして、手足も痙攣しました。
自転車に乗ると、眼球がグルグル動き、
口の中で舌が出たり入ったりしました。
「あっ、薬の副作用だ」
と私は直感し、5月の連休のあと、医者に行って
薬を減薬してもらいました。
「セロクエルは離脱症状が出ない薬だから」
と、医者は言い、1ヶ月でセロクエルの量を半量にしました。
その結果、でないと言われた離脱症状が出て
非常に苦しかったです。
もう過ぎてしまったことで、上手にその時のことを表せないのですが
とにかく、心が沈むのです。とてもとても沈むのです。
うつ状態の酷くなった感じです。
私はマンションに住んでいるのですが、屋上から飛び降りたくなりました。
幸いに、実際にマンション屋上から飛び降りるほどに
離脱症状が重く無かったのでしょう。
私は生き残りました。
そのすごくつらい状態の時、同じ離脱症状の人から言われた言葉があります。
薬の離脱症状でもね、みんな苦しい時も少しずつ動いているのよ。
統合失調症でひどく辛い時でも、ほんの少しずつの行動を重ねて
皆さん良くなっていくのです。
知り合いの方ですが、薬の離脱状態がひどく、車椅子でなければ動けない状態の時
デザイン会社を立ち上げました。(もともとデザイナーでした)
そのデザイン会社は、今では社員を数人使うほどに大きくなっています。
彼女は、今でも杖をついて歩いていますが
泣き言を言わず、一歩ずつ会社を大きくしていっています。
そんなことを参考にして、私も、イヤダイヤダ、と逃げずに
少しずつ動いて行きました。
幸いなことに、私の離脱症状は1ヶ月ほどで収まりました。
今では薬も減り、(おそらく)普通の暮らしができています。
一番辛い時でも、少しずつ動いて行きましょう。
それが、カーテンを毎朝開ける、といった小さなことでもいいのです。
カーテンを開ける → コンビニまで買い物に行ける
というように、少しずつ暮らしが豊かになっていくでしょう。