心療内科に通っていて、知り合いになった貴子さん(40歳)
は、かなり症状が酷かった。
実際には統合失調症の症状が酷い、というよりも
薬の副作用が酷かった。
最初は鬱病と診断されて、薬を貰った。
その薬を飲んでも症状がよくならないので、さらに薬が増えた。
薬が増えても症状がよくならず。
心臓に針を打ち込まれて居るような感じ
何度も意識を失う。
異様に寒くて真夏でも汗がでない。
などの症状が数年続いた。
薬は毎日20錠以上を飲んでいた。
症状が良くならないので、薬の種類は、何度も替えられた。
医者を何度替えても症状が良くならない。
ある医者が、この症状は鬱病ではなく、統合失調症ではないか? と気付いた。
その結果、貴子さんの薬は減り、種類も抑えられた。
だが、薬を減らしたことの離脱症状が半端ではなく辛かったそうだ。
2年ほど薬の離脱症状を耐え抜き
最近、貴子さんの症状はかなりよくなってきた。
そして、スマホで、自分が若い時集めていた
ミッキーマウスのグッズなどを売り始めた。
今月は1万円以上利益になったのよ。
と、貴子さんは微笑んだ。
今も貴子さんは、会社に働きに行くことができない。
でも、メルカリで、少しずつお金を稼ぐのが
楽しみのようだ。
(この文章は決してメルカリの宣伝ではありません、そこんとこよろしくお願いします。)