一人暮らしで統合失調症、寛解したことを伝えるブログ!

家族に死に別れて、天涯孤独になり、統合失調症になったアラフィフの女性が、一人で生きていく道

一人暮らし 天涯孤独 そんな私の統合失調症が治ったのは、やっぱり愛の力だったと思う。

 

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私が統合失調症を発病したのは、親が死んで天涯孤独になり

たった一人で暮らし始めてからだ。

一人暮らしを始めて、1年半ほど過ぎた時だった

上階に越してきた人の足音がすごい

 

「静かにして下さい」と言いに言ったが静かにならず

その音にやられて発病した。

 

最初は統合失調症という言葉も知らず、怯えてて暮らしていた。

そのうちに一人暮らしのおばさんが助けてくれた。

夜になると「遊びにおいで」と呼んでくれたのだ。

 

毎日毎日、私はおばさんの家に通った

おそらく1年以上通ったと思う。

下手をすれば夜、12時位まで、おばさんの家にいた。

 

あのころ、もしおばさんが家に呼んでくれなかったら

私は毎晩、自転車で10分ほどのところにあるネットカフェに通ったと思う。

あの頃存在した近所のネットカフェは今はない。

今、夜の時間を過ごすのは自分の家しかない。

 

下の階のおばさんは、もう80歳を過ぎて、今では息子さんと暮らしている。

あの時の恩をどうやって返したらいいかわからないほど感謝している。

 

それから、あの頃、友達が電話の相手をしてくれた。

本当によく相手をしてくれたと思う。

 

でも統合失調症のお陰で、友達は全部いなくなった。

 

あまりに友達に陰気な話をし続けて、嫌われてしまったのだ。

無理のないことだと思う。

 

だが、なによりも私を正気に戻してくれたのは親の愛だと思う。

 

統合失調症を発病した時、親は死んでいたのだが

私には親に愛された記憶があった。

私は一人っ子だったので、親の愛をあふれるほどもらって育った。

 

正直、親の愛が重荷過ぎて、生きる道を狭くされた気もするけれど

心のどこかに、積立貯金をするように、親の愛は貯まっていた。

 

だから私は立ち直れた。

下の階のおばさんに助けてもらえたのも、偶然だし

いろんなことが重なって、私は今mも生きている。

 

私は、決して正しく清い生活をしてきた人間ではない。

怠け者で性格だって良くない。

でも、何かが助けてくれた。

決して私一人の力で、統合失調症を治したわけではない。

 

何かどこかで、大きな愛の力が私を治してくれたと思っている。

 

 

 

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