一般的には、統合失調症患者は太っている、というより痩せているイメージが強いと思う。
確かに、統合失調症の初期、あるいは一番重い症状が出ている場合は
食事を摂らず、痩せていくということがあると思う。
だが、治療を始めて、だんだん症状が良くなっていくと
統合失調症の症状の心の虚しさを補うため、多食することがある。
だが、多食による肥満の他に、薬の副作用で太る、ということが結構ある。
向精神薬による肥満は、どの薬でも出現するが、近年、かなり肥満の副作用が多く見られるのはジプレキサだ、と言われている。
自分が多食していないのに、体重が増えていくようだったら、薬の副作用を疑ってもいいかもしれない。医者と相談して、薬を減らしてみることもいいかもしれない。
ちなみに筆者は、セロクエルを200mmg飲んでいた時は3キロ太った。
セロクエルを75mmgに減らした現在では増加した3キロは落ちた。
勿論、薬の増減は勝手にしてはいけない。医者とよく相談してからにして欲しい。