統合失調症の子供が、入院生活から帰ってきて
「さあ、これで一安心、普通の暮らしができる」
と、思っていたら、普通の暮らしに戻らなかった。
という話はよく聞きます。
入院生活の押さえが消えた子供は、規則正しい生活をおくるどころか
昼夜逆転、ゲーム三昧の生活に戻ってしまったりします。
薬もきちんと飲まず、風呂も入らない、というような
統合失調症の子供を見ると、親は情けなさでいっぱいになるでしょう。
統合失調症の患者さんの家族は
「病気なのだから」
と、患者を腫れ物にさわるように扱うことがあります。
場合によっては、それは逆効果で、病人を威張らせてしまうことになります。
こういった場合、再入院させる、デイケアに通わせるなどの
働きかけが大事になることがあります。
本人が病院に行きたがらなくても、家族が医者に相談し
よりよい方法をとるようにできるといいですね。