向精神薬を飲むことは、副作用があるから怖い
と思う人は多いと思う。
私の場合、病名が付いて、薬が飲めることが嬉しかった。
薬を飲めば統合失調症は治る、と思ったから。
だが、そう簡単にはいかなかった。
私にも、薬の副作用が現れたから。
そして、いろいろ試して副作用の少ない薬を飲んで
現在に至っているが、
副作用が少なくて、病気に効く薬は人によってちがう。
ハウス加賀谷は、エビリファイが、劇的に効いて寛解に至ったようだが
私にはエビリファイが効かずに、副作用だけだった。
このように薬の効き目には個人差がある。
だが、向精神薬が統合失調症に効く、というのは医学的に証明されている。
陽性症状に関しての調査だが、向精神薬は70%の人に効果がある。
25%の人は軽減、もしくは変わらない。残りの5%の人が悪化する。
という結果が出ている。これはペニシリンなどと、同じくらいの効果だ。
統合失調症の原因として脳内物質のドーバミンが過剰に放出されるから
というのがあるが、向精神薬は、このドーバミンの過剰な働きを押さえる。
ドーバミン、というのは過剰に放出されると、異常に感覚が鋭くなったり、
不安感や、緊張感が強くなります。
向精神薬は、ドーバミンを受け取る細胞(受容体細胞)にくっつき
ドーバミンの働きを押さえます。
向精神薬の副作用、というのは確かにあります。(私が体験しています)
が、薬の種類や、量を変えることにより、症状が良くなることが多いです。
私は、調子が悪いと、医者に状態をどんどん言い、薬の種類や量を変えてもらいました。
医者によっては、患者の言い分を聞かず、薬を替えてくれなかったりしますが
そういうときは、セカンドオピニオンを使ってみましょう。